ポジショニング To シーティング セミナー

これまで、

シーティングやフィッティングで

座位保持が難しい症例や利用者はいませんでしたか?

本セミナーは、

そんな状況に対して、姿勢保持からではなく、

臥位姿勢から筋緊張をコントロールして、

座位へシフトする技術

を学ぶセミナーです。 

 

■■■ ポジショニング To シーティングセミナー理論編

1.座る姿勢とは。。。シーティングとフィッティングの違い

シーティングとフィッティングは違います。その違いを明らかにする事で、様々な姿勢保持のアプローチ方法が見えてきます。

また、シーティングやフィッティングは日本で生まれたものではありません。また、車椅子や座位保持装置、シートクッションの福祉用具ために考案された技術ではありません。世界各国にある工学というエビデンスやインテリア、建築工学から生まれました。

シーティングやフィッティングを学ばれる皆さんは是非、基本中の基本に立ち返り、まずはエンジニアリング(工学)、エルゴノミクス(人間工学)とは何かを学んでいただきたく思います。

 

2.シーティングやフィッティングには、エンジニアリング、エルゴノミクスが必須学問です

車椅子シーティングやフィッティングが座る事を要素として包含している限り、本来、エンジニアリング(工学)やエルゴノミクス(人間工学)を学ぶ必要があります。

しかし、現在の臨床や勉強会、セミナーにそのような学問を教えるセッションは少ないようです。

そこで、椅子の高さの正確な算出方法や「作業しやすいテーブルの高さはどのくらい?」「 私の勉強しやすい高さはこのくらいだった!」など素朴な疑問や身近な工学、人間工学を学び座る事とはどういうことか、シーティングやフィッティングのつながりを感じましょう。

3.座位保持、姿勢保持は意外と大変な運動

我々は特に意識しなくても座位をとり、維持する事が出来ています。

この運動の維持には骨と、その骨を支える筋があり、筋は脊柱から延びる神経に統制を受けています。その統制はさらに脳というネットワークに集約されています。さらに錐体外路系からの調整や小脳のフィードバックを受けながら目的ある行動が出来ています。

このように体内や脳ではたくさんの仕事を行って、座位という姿勢を保持しています。

ただ座っているように見えて、たくさんの要素が絡み合っている。だからこそ、座る事は難しいですし、アプローチは多様化します。

しかし、そのアプローチは樹木で言うところの「枝」「葉」「果実」です。「果実」ばかり気になって分からなかった事も、「幹」「根」「土」を知ってしまえば、簡単に育てる事ができるはずです。それが、医学であり、工学であり、人間工学という、「幹」「根」「土」を学ぶという事なのです。

4.姿勢保持に必要な身体能力・脳機能・知覚認知

 姿勢保持は筋力低下やバランス不良だけではありません。身体機能だけでなく認知機能や知覚機能も大切な構成要素です。認知科学という側面からも姿勢を考えていきます。

当協会はある実験を行いました。ポジショニングを行う装置に採型機というビーズクッション型の身体型取り機が存在します。この型取り機に脳梗塞の症例の方に臥床してもらい、頭から足先まで全身を固めるようなポジショニングを取ります。するとどうなるでしょう。

ある方は「麻痺側に20センチくらい平行にズレた感覚があります」とか、「斜めになって寝ているように感じます。まっすぐにしてください」という感想が約8割の方に聞かれました。これがどういう意味を持っているのでしょうか。

少なからず、我々が症例を観ている真っ直ぐと、症例の感じている真っ直ぐは違っていて、症例の数ほどそのセンター意識に違いがあるという事は言えそうです。

本人が真っ直ぐを知覚していないのに、我々がこれが真っ直ぐであると説明しても、症例本人にはとても理解しにくい事であるでしょう。これをポジショニングで修正し、まずは臥位姿勢から認知や知覚を促す運動学習と認知科学分野の考察が必要なわけです。

5.座る事をまとめ、必要な自然科学を学び、脳という認知知覚を学ぶ → 筋緊張の存在が見えてくる。

身体機能から姿勢を見ると、最も大切なのは姿勢筋緊張が正常にコントロールできているかが最も大切です。

筋出力や筋をどのように使うか等はその次です。まずは、筋が出力されるもっと手前のコンディションが整っているか、運動の準備状態がしっかり整っているかが重要です。解剖学的には、神経筋接合部や神経伝達物質、自律神経のバランス、そのためのリラクゼーションが出来ているかが最初のスタートラインです。

6.運動の準備状態を整えるために筋緊張のコントロールを行う事を意識する。

そのために、座位ではなく臥位から筋緊張をコントロールします。

上記でお示ししたように、「座る」とはとてつもなく簡単な事ですが、人間の内部ではとても複雑な機構が働いています。その複雑を一度臥位姿勢から全身でリラクゼーションを組む事で「ゼロ」に近い状態に戻します。パソコンの電源を一度シャットダウンし、パソコン内の電磁波をリフレッシュしてから再び電源を入れるようなイメージです。

7.異常筋緊張、連合反応、共同運動、廃用、認知障害の全てを臥位姿勢からリラクゼーションをかけてリフレッシュする。

リフレッシュのために必要な事は、身体にかかっている圧を出来るだけ除去する必要があります。除去のためには重力が邪魔になります。

しかし、地球上で重力をゼロにすることは不可能です。このため、身体質量に対して拮抗させるような物質を身体と物体の間に入れます。これを行えば、誰でも簡便に、経験や能力に関係なく再現性あるアプローチが可能となります。

8.ニュートン力学の第3法則・作用-反作用の反作用を出来るだけ小さくするポジショニングを行う。

作用反作用の反作用を小さくするには、身体質量と重力を拮抗させるポジショニングを行い、頭の先からつま先までの全質量に対する圧特性を3~10mmHgにする事で様々な反応が始まります。これがエアマットで11~25mmHgという二桁台の圧特性では生体反応は起こりません。徐圧、免荷、褥瘡予防はできても、筋緊張のコントロールや全身のリラクゼーションから筋緊張の変化、拘縮の変化は起こりません。

上記が理論編の内容となります。次の段階で、実際のポジショニングを体感し、ポジショニングからのシーティングの必要性や全身のリラクゼーションが姿勢に影響する事を実技体感編で学ぶ事が出来ます。

■■■ ポジショニング To シーティングセミナー 実技体感編

1.身体質量と重力を拮抗させて我々は生活している = 抗重力システムを使っている

身体には質量があります。地球にはあらゆる物体をひきつける重力(万有引力)があります。

地球上にある物質に重さがあれば、物質質量に相当した重力が働きます。人が生活を送るためには、この重力に拮抗した力を身体内部で自力で作らなければなりません。これを身体機能から説明すると「抗重力システム」といいます。さらに、このシステムから作りだされる力は「抗重力筋」が作りだしています。

2.身体に障害が生じると抗重力システムがうまく働かない

我々は、生誕から重力の中で生活しています。寝返りを覚え、首が座り、エンコを覚え、ハイハイをし、か弱い赤ちゃんは成長を続け、やがて座る事を獲得します。このようにヒトは、重力のなかで姿勢を覚え、動きという運動を獲得してきました。

しかし、怪我や障害を呈すると、これまで培ってきた同じ姿勢を作りにくくなります。そこで、リハビリテーションで復権を目指したり、障がいという新たな姿勢でこれまでと同じ重力を受け止め、抗重力システムを発動しなくてはいけません。長年かけて身につけた重力への対応、抗重力システムは使えなくなります。この状態で生活する事はとても難しい事です。

3.重力環境下での運動獲得は難しい = ならば重力を小さくしてみる

ある日、ある瞬間から怪我や障がいによる身体状況の変化に対応していくには、重力がとても大きな障壁となります。

であるならば、一度重力のない環境をつくり、そこから新しい身体の使い方を学ぶ。発達学的に赤ちゃんが寝がえりやハイハイを覚え重力に順応するように、ゆっくりと無理なく姿勢や運動が学習できるはずです。

4.座る前や運動の前に、臥位姿勢から準備状態を整える。

座位という難しい姿勢を作る前にまずは、重力を取り除いた臥位姿勢から姿勢という運動を学習します。

「背部の筋緊張が高くて後方に突っ張ってしまう」

「パーキンソンの小刻み運動でうまく姿勢が制御できない」

「麻痺側に倒れてしまって修正が難しい」

「筋緊張が高く、股関節が屈曲できない。だから端座位もとれない」

「円背(亀のようにまるい背中)でリクライニングで離床している」

上記の症状の方は、臥位でのポジショニング行ってから座位を取ると驚くほど短期間で見守り座位が可能となります。

そうなると、そのあとの生活やリハビリテーションのプログラムの立案は簡単になりますし、ご本人の負担感や身体機能、精神機能も楽になるでしょう。

5.ポジショニング To シーティングのセミナーの最後は実技体感編で微小反作用を体感いただけます。

微小重力環境をご体感いただけます。

身体に返る圧が数mmHgの環境で寝てみましょう。脳は身体の圧を知覚できなくなり、無重力のよう微小反作用を疑似体感できます。なぜ言えるのか。それは、セミナー実技体感編にご参加いただいたほとんどの健常者が眠ってしまう事実からきています。

「大の大人が、昼間から人前で眠りこんでしまう」

決して恥ずかしい事ではありません。脳が圧を知覚できていないだけで脳の誤作動によるものです。このため、眠ってしまうというより、「気を失う」あるいは「意識を保っていられない」という言い方が正しいでしょう。

この体感をすると終わった後はとても爽快な気分になりますし、肩こりや腰痛のある人は疼痛が改善したという声が聞かれます。それ以上に身体内部の秘密に触れることになるので、明日からの医療や医学、リハビリテーションのヒントになる事は想像に難くないでしょう。

 

 

■■■   ユニリハ シーティング研究会のカリキュラム  ■■■

ユニリハのシーティングは、3つに大別されます。

●●● シーティング研究1 ポジショニング To シーティング Positioning to Seating

シーティングを座る姿勢からではなく、臥位姿勢のポジショニングアプローチから介入するアプローチです。通常のシーティングでは座位保持の難しい対象者をポジショニングによる筋緊張制御する事から始めるアプローチです

 

●●● シーティング研究2 臨床シーティング Clinical seating

 臨床にあるもので工夫して座位保持を行う理論武装+技術志向セミナーです。

 

●●● シーティング研究3 ものづくりシーティング Manufacturing seating

業者と同水準のクッションをつくることを目的とした技術志向のセミナーです。座位保持クッションを徹底的に作成し、手に職をつけていきます。

 

◆◆◆ 従来型シーティングとユニリハ的シーティングの違い ◆◆◆

■■■ ユニリハのシーティングセミナー 早見表  ■■■

 

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