研究3 シーティング研究会

シーティング、フィッティング、

座位ポジショニングを研究している部署です。

 

ユニリハのシーティングは、3つに大別されます。

●●● シーティング研究1 ポジショニング・シーティング Positioning to Seating

●●● シーティング研究2 臨床シーティング Clinical seating

●●● シーティング研究3 ものづくりシーティング Manufacturing seating

 

■■■ ユニリハ シーティングセミナー 早見表 ■■■

●●● 【臨床シーティング Clinical seating
シーティングレベル初級

施設や病院内の限られた環境で、姿勢保持や座位保持を考え、結果を出していく方法論と技術を習得する研究で、「臨床シーティングセミナー」で共有していきます。

それぞれ、理論編からはじまり実技編で実際のクッションを製作します。

理論編でしっかりと『シーティングの理論武装』をし、実技編で段ボール、タオル、バスタオル等臨床にある様々な物を利用してクッションという結果を出す技術です。

身の回りのモノだけで造るので、一枚のクッションのコストは無料。お金を使ったとしても約150円~200円で作製できます。

気になるクッションの中身は、エアフォースクッションとゲルフォースクッション、イーフォースクッション【Elastic force(弾性力)= E・lastic forceイーフォース】の3種類のシートクッションが作れます。

写真のように座面、背面ともかなりの厚みがある事がわかるでしょうか。最小で3センチ、最大で10センチにもなります。

  • エアフォースクッション・・・臨床に身近にあるもので手作りのエアセルをつくる。
  • ゲルフォースクッション・・・臨床に身近にあるもので手作りのゲルをつくる。
  • イーフォースクッション・・・臨床に身近にあるもので弾性力(スプリング椅子の原理)素材をつくる。

■■■   よく寄せられる質問 ■■■

  • 「有名な先生のシーティング勉強会に行ってきたけど、専門用語が多くてよくわからなかった。伝達講習どうしよう・・・」
  • 「業者さんのシーティングは分かりやすいけど、職場には車椅子の種類も少ないし、クッションすら買ってもらえないんだよなあ」
  • 「コンサルティングの先生に質問したら、正しい姿勢はこの世にないって言われた。じゃあ、何もできないってことですか。」
  • 「これまで行ったどの勉強会も勉強になりましたが、結局職場に道具は何もないんですよねえ」

当協会に寄せられるこのような皆さんの声は絶えず聞かれる質問です。しかし、これが臨床の現実で、この課題は全国規模で起こっている事実です。20年以上変わっていません。慢性的な問題であなたの職場だけではないんです。困ったことですね。

この問題を解決するためには、『臨床で、臨床にあるものだけで、お金をかけずに座位保持クッションを作る』という対応で解決はできないでしょうか。使うものは以下の道具です。

  • タオル
  • 大判タオル
  • 段ボール
  • ビニール袋
  • ひも

上記物品を利用して、『エアクッション』と『ゲルクッション』『イーフォースクッション』を作ることが可能です。

製作する臨床シーティングクッションの中身

  1. エアフォースクッション
  2. ゲルフォースクッション
  3. イーフォースクッション

どうやって作るのでしょうか。研究や実験を重ねて、様々な検証を重ねた、当協会独自の技術を「臨床シーティングセミナー」で伝授いたします。

カリキュラムは、理論編と実技編があり、まず理論編で全体像をつかんだのち、実技編に進んでいただきます。

●●● 臨床シーティング Clinical seating 理論編

『臨床で、臨床にあるものだけで、お金をかけずに座位保持クッションを作る』ためには、まずやり方や考え方となるシーティングの原理や理論が必要です。ポイントは以下にあげた項目となります。

1.世界中のシーティング、フィッティングの理論をまとめる

世界中(ドイツ、アメリカ、フランス、日本等)にシーティングやフィッティングの原理があります。どれをとっても超一流ですが、ば  らばらな考え方とプライドの為折り合いがありません。これをまとめ、臨床で使いやすいようにまとめていきます。

2.医療現場の座るという価値観と、一般社会のエビデンスである人間工学の姿勢に対する価値観を比較してみる。

医療現場での徐圧、免荷は人間工学ではタブーです。理由は健常者は坐骨付近の圧を求めるからですが、おそらく、医療的座位、姿勢保持、シーティングの概念の世界にいる人には理解できないかもしれません。ですが、あなたの座っている椅子は、人間工学という学問から生まれているのです。ここを抑えることで、あらたなシーティング、姿勢保持のイメージが見えてきます。

3.障害の回復段階に合わせて姿勢保持を行う。

腹筋群や股関節から崩れていく人に対して、坐骨の長軸を立てて座る姿勢には無理があります。ならば、抗重力ではなく、徐重力位の座位から行う方がいいでしょう。しかし、その姿勢のまま回復期、維持期の生活を送っていてはいつまでたっても機能回復は望めません。そこで、急性期、回復期、維持期でつくるシーティング、フィッティングを変化させていきます。

4.ADLに合わせたシーティング、フィッティングをお行う

回復段階に応じて姿勢を変えているのに、得られたADLにも対応させなくては生活できません。そこで、回復段階にあわせた姿勢保持を行いながら、今度は、人間工学のヒトのプロトコルを利用して坐骨基準点から派生する生活姿勢を考えていく必要があります。

5.骨盤から下肢は坐骨で荷重する、骨盤から頭部への長軸は体幹のどこかにある『第3の坐骨』で座る。

回復段階やADLに合わせたシーティング、フィッティングに理解が及んだら、今度は実際に体感してみましょう。頭部、頸部、肩から肩甲骨にかけての筋緊張が落ちる姿勢は安楽で、座ったまま眠ることができるでしょう。その現象をあなた自身の身体で体感しましょう。

6.体感から実際に作るクッションや座位保持装置がイメージできます。

世界にはたくさんの座る技術があり、ひとつではない事実を受け入れ、理論や原理の理解から体感を得ることで、臨床で何が出来るかが見えてきます。そう、ここからがあなたのイメージを現実にする番です。しかし、お金をかけてはいけません。時間をかけてはいけません。たくさんのモノを使ってはいけません。それを実際に行うのが、次の『臨床シーティング 実技編』です。

●●● 臨床シーティング Clinical seating 実技編

★以上の3ケースの事例は、臨床にある普通の古~~~い車椅子や椅子です。

★そしてクッションやシートはなんと無料!!タダ同然でつくりました。お金がかかるとすれば、生地代ぐらいでしょう。生地は100円 ショップでも販売していますし、いらなくなったシーツやお子さんの学校で使う袋やカバンの残り生地を集めて使えば、実質0円で作製可能です。

★でも・・・クッション性や圧特性はどうなの?座り心地はいいの?・・・という方は以下をご覧ください。

★ポイント★ 坐骨付近の免荷から大腿部を大きくサポートしています。

★ポイント★ この技術、方法論を身に付けたあなたは、クッションを購入するという価値感はなくなり、現場で造るという目線にきっと変わるはずです。

★ポイント★ その目線には、工学、リハビリテーション医学、物理学、運動学、建築工学、インテリア工学というたくさんの見え方から座位を見つめるからであり、これまでのような単純で教科書的な、徐圧、免荷、支持基底面等から大きく発展した概念で観る目線に変化が加わるからです。

★ポイント★ 臨床シーティングの原理・理論

★ポイント★ この原理をつかうと、車椅子シートが『弛んでいればたるんでいる程』座位支持性に変換できるという事です。

★臨床にあるものだけで、時間をかけず、お金をかけず、高品質なシーティングクッションをつくり結果を出す。本当にシーティングを極めるとは、こういうこと ではないでしょうか。

●●● ものづくりシーティング ●●●

シーティングレベル中級

車椅子メーカーや車椅子(座位保持装置)工房会社で製作する座位保持クッションを実際に作るまでの研究で、「ものづくり シーティングセミナー」で共有できます。

★市場のクッションは15,000円、20,000円、30,000円・・・と金額が高い!!

★でも、工房実技編で造ってしまえば、同じ品質、材質で約2000円~の原価価格で作れます!

★なぜ、そんなことが出来るのでしょうか??答えは簡単!ウレタンを仕入れて造るからです。

★400×400×厚み20mmのウレタンは、安価で仕入れられます。だから積み重ねて厚くしても2000円程度にしかならないのです。

★業者さんは、この仕入れ原価に3倍、4倍、5倍の利益(業者の売上金)を乗せて販売するので、金額は高くなります。

★臨床では、利益を乗せずに原価のまま患者や利用者に適応すれば、お店で売られている品質、材質のクッションシートが商品価格の6割~8割引きの金額で作れる事になります。

★ウレタンクッションを原価のまま仕入れ『業者と同じ品質で実際に安く作ってしまおう』というのがこのセミナーの目的です。

★更にセミナーの全体像は、持ち帰って臨床で「使う」です。原理では作り方を学び、工房技術でクッションを作るというカリキュラム構図です。

●●● ポジショニング To シーティング ●●●

シーティングレベル上級

  全身が緊張している、

座ってもリラックスできない、どうしても傾いてしまう。

ならば、

寝た姿勢から座る準備状態を整える。

それが、ポジショニング To シーティングです。

■■■   ポジショニング TO シーティング とは・・・

シーティングをポジショニングから行う姿勢制御アプローチです。

 座位という姿勢からアプローチするのではなく、『臥位姿勢から過緊張や低緊張の異常姿勢筋緊張をポジショニングによりコントロールし、座るための準備状態を整えてから座位姿勢や動作を引き出していく』というアプローチの総称です。

 言い換えれば、高価な車椅子やシーティングシステムのようなモノに頼るのではく、ヒトの側から座る能力を再獲得しようという、健康に対して前向きで全く新しいシーティング技術です。

■■■ 座る準備状態ために、ポジショニングで筋緊張を整える

座るときには、安楽に座りたいものです。

全身をリラックスさせて、呼吸、心拍数を落ち着かせて座る。そのために右図のような全身を受け止め、身体質量や重力を全て受容するようなポジショニング環境をつくります。

身体に影響する圧は数mmHgとなります。この環境で、座る前にまずは全身のリラクゼーションを図ります。

褥瘡予防に最も効果があるとされる「エアマット」は平均で11mmHg~24mmHgです。しかし、この研究環境は、なんと「3~10mmHg」という世界です。この圧特性が頭の先から足先まで連続した支持基底面を作ります。

皆さんも体感してみると分かりますが、マットレスの表面を知覚する事は、ほぼ不可能でしょう。

■■■ ポジショニング To シーティングの症例紹介

慢性期、起居動作、ADL全介助から座位自立と自発言動が表れた症例

慢性期で全介助の生活を6年間続けてきた女性で、全身の筋緊張が高く、拘縮していると判断されていた症例です。

関節拘縮や円背、側湾、失調症状、バランス不良、筋力低下、廃用症候群、褥瘡がある方や二次障害を重複している方です。周囲からのケアやアプローチは難渋し、シーティング技術だけでは座れない人はたくさんいらっしゃることでしょう。

その場合、リクライニング車椅子やチルトリクライニング車椅子が必須になりますが、とても高価なシーティングクッションや車椅子を購入する事になりますし、場合によっては座位保持装置の申請も必要になるでしょう。(現在は介護保険のレンタルもありますが、販売価格が効果であるため、貸与点数も高値になります。そうなると他に必要なサービスにも影響していきます。)

  

■■■ ポジションング To シーティングの施術後

そのような物やお金に頼るのではなく、ヒトの側を座れるコンディションへ導き身体の弊害を乗り越えて行こうという技術が、ポジショニングToシーティングです。

ポジショニング To シーティングの後

  

 

■■■ ポジショニング To シーティング症例のまとめ

まずは、ポジショニングでリラクゼーションを行い、運動の準備状態や関節可動域制限を改善させてから・・・

シーティングをはじめる。 だから、誰でも、簡単に姿勢保持が出来る。 再現性ある姿勢保持ができる。

■■■ 小児分野や重症心身障害のみなさまにも同様の効果が認められています。

■■■ ポジショニング To シーティングは短時間で誰でも簡単にできる

 当協会のポジショニングは誰でも簡単にできます。資格、経験、能力に関係なく同じ効果が出せる再現性あるアプローチが認められています。

詳しくは、こちらのページへ ←ポジショニング研究会へのリンク

■■■   ユニリハ シーティング研究会のカリキュラム

ユニリハのシーティングは、3つに大別されます。

●●● シーティング研究1 ポジショニング To シーティング Positioning to Seating

シーティングを座る姿勢からではなく、臥位姿勢のポジショニングアプローチから介入するアプローチです。通常のシーティングでは座位保持の難しい対象者をポジショニングによる筋緊張制御する事から始めるアプローチです

●●● シーティング研究2 臨床シーティング Clinical seating

 臨床にあるもので工夫して座位保持を行う理論武装+技術志向セミナーです。

臨床シーティングはこちらへ

●●● シーティング研究3 ものづくりシーティング Manufacturing seating

業者と同水準のクッションをつくることを目的とした技術志向のセミナーです。座位保持クッションを徹底的に作成し、手に職をつけていきます。

 ものづくりシーティングはこちらへ

ユニリハのシーティングは、ポジショニングからはじまり、臨床とものづくりという二つのシーティングに分化しました

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※※※   ご注意   ※※※

実技編、工房編へのお申し込みは各セミナーの理論編の受講が必要となります。

予めご了承ください