「新規の患者さんが明日から入院してくる。車椅子を選らばなくちゃ」
「あした入所予定の利用者さんは身長が高いそうです。身体に合った車椅子を探してください」
「なんだか左に身体が傾いてくるけど、その車椅子本当に合っているんですか」
介護、看護、リハビリの臨床でよく質問されたり、よく聞かれる言葉ではないでしょうか?
その人に合っている車椅子を倉庫から選んできたり、カタログから選ぶ時、難しいなあ。。。本当に合っているのかなあ・・・という声はよく聞かれますし、当協会にも質問があります。
みなさんはそんな時、どんな基準で車椅子を選んでいますか。
- 先輩がその車椅子が合っていると言ったから・・・エビデンスがひとまかせ
- 台数が少なくて、その車椅子しかなかった。・・・ミルフィーユ(適合合致)の不足
- 業者さんが持ってきてくれたからそのまま使っている・・・自分の主観がない
それでは、乗っている利用者はその車椅子に合わせようと努力しなくてはいけませんし、余計な筋力や筋緊張を高めてしまいます。また、いつまでも業者さんのフィルターで医療をやっているとエビデンスある医療提供の問題に繋がりますし、適合のパーセンテージが低いと身体圧が高くなり褥瘡や怪我等身体的リスクが高くなってしまいます。
やはり、その人に合った車椅子を選定する技術が必要なはずです。そしてそれは医療者が行うべきです。そんなとき、当協会のセミナー「エンジニアリング研究会の身体計測と車椅子選定セミナー」をのぞいてみてください。そしてよろしければ、ぜひセミナーへお越しください。これまでの悩みの全てを解決していきましよう。
「いや、もうベテランだし、車椅子の事はわかってる!」
という方も以下の問題が解けなければ、やはりセミナーに参加した方がいいでしょう・・・
- 問1 車椅子の横軸空間は物体の〇〇を測定する
- 問2 車椅子の縦軸空間は物体の○○を測定する。
- 問3 車椅子の円軸は円の○○空間を測定する。
- 問4 車椅子図面のカタログ表示は設計学の○○法の○○法で記載されている。
- 問5 車椅子の日本製と海外の車椅子では〇〇が決定的に違う。
さあ、素直になって、患者さんのためにも知ったかぶりはやめましょう・・・選定の基本中の基本ですし、エビデンスは設計学や製図学、工学や人間工学です。あなたの今の職場を離れてもずっと付いてきてくれる技術です。
さあ、手に職をつけて、もっと患者様、利用者様をしあわせに、そしてライバルにも差をつけちゃいましょう!!
2018.7.10 エンジニアリング研究会