転倒による、損害賠償請求額は16~1590万円で、500~600万円が最も多い。という報告があります。
事故は必ず起こるもの、でもそれを回避することは必ずできるはずです。そんな回避したい事故のひとつに「転倒による事故」があります。
その損害賠償請求額は16万円~1590万円、平均すると500万~600万円だそうです。
もし、事故が起こってしまった場合、誰が責任を取り、この賠償額を負担するのでしょうか。ケースバイケースによりますが、まずイメージできるのが病院や施設という法人が負担するケースが頭に浮かびます。しかし、必ずしも法人が肩代わりしたり、個人を守ってくれるわけではないようです。
●●●以下のケースをご覧ください●●●
判例①)薬剤を誤投与した結果、患者が重篤な後遺症で損害賠償請求
医師の指示を誤解し、確認を怠り誤って薬剤を投与。過失とされ、医師・看護師・医療法人に損害賠償を請求。440万円を医師・准看護師・医療法人で支払うよう命じられた。
判例②)おにぎりを誤嚥し窒息。見守りを怠ったとして損害賠償請求
「誤嚥のリスク状態」への対処が重要事項として、看護師の中でも周知されており、義歯を装着しての食事は必須であったが、本人がこれを強く拒否。そのため食事中は食事の介助をするなど見守りが必要な状態にも関わらず、30分間病室を離れたため、誤嚥。看護師に過失があると判断。2882万8613円を看護師と県に損害賠償を命ずる判決。
(https://www.nursejinzaibank.com/column/detail/8716)より引用
看護師が足りないと全国的に問題になっている中、医療がますます発展し、実際に看護業務を行う上でリスクはかなり大きくなっている現代。看護師個人のミスにより訴訟をおこされ、法的責任を負わされていることを、あなたは知っていますか???
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このように、個人が負担をする、個人が責任の一端を担うというケースが近年増えてきています。「いざとなれば病院が守ってくれる」「管理しているのは施設だから施設の責任だろう」「社員は会社の子供みたいなもの、必ず守ってくれる」・・・・どうやら、もうこのような状況ではなくなってきているようです。
だからこそ、自分の身は自分で守りましょう!そのためのリスクマネジメントのスキルを身に着けましょう!・・・というのが今回の投稿の目的です。そのためにリスクマネジメントという言葉があります。
ユニリハはがリスクマネジメントとしてお手伝いできることは、車椅子住環境で起こる事故を予防する技術です。
車椅子の点検不良による事故、職員の意識、身体拘束、姿勢不良からの褥瘡問題にまで発展する車椅子関係因子。
このような物理的リスク因子を取り巻くリスクマネジメントを工学技術者の立場から解説、解消します。
受講すると…
◎車椅子の事故がどんな状況で起こり、どのような状況が危険かを知ることができます。
◎車椅子住環境事故のリスク管理ができるようになります。
◎スクリーニングで事故が起こる事を未然に防ぐ方法を学べます。
当セミナーの講師は、車椅子メーカーの技術者として全国を飛び回り、問題と向き合い、解決してきた工学のスペシャリストです。
その後、作業療法士として医学の目線からリスク管理を考え、解決策を研究してきました。
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12月26日(水)18:30~21:20 日野会場