病衣ではなくて『作務衣』で社会的アイデンティティを刺激する



【・研究会7日本伝統文化】研究報告

こんにちは!日本伝統文化研究会担当のギョクランです。

先日、かぜぎみだったので近くの病院に行ってきました。そこで見た光景。入院患者さんがみんな病衣を着ていました。同じ色、同じ形、男女で違いはあるもののその光景は一般社会で生活している人から見るとちょっと異常な世界。入院患者さんたちも私たちと同じように好きな服を着れたらいいのに。そうでなくてももう少しその人の個性が出るような服ってないかしら。。。
実は、この自分らしさというのはとても生きていく上では大事なのです。

我々はみんな「私は私である」という自己を認知しています。自己を認知しているから安心してお出かけができるし、学校に行けるし、仕事ができるのです。これを専門用語でアイデンティティといいます。

高齢者は特にこのアイデンティティの確立が大切で、これがあるから自尊感情を保ち、死の恐怖に打ち勝ち、若い感情を持ち続け、前向きに生涯をおえることができるんです。アイデンティティを持った個人は周囲の人と接したり、買い物に出かけたり、遊びに行ったり、学校、会社で活動します。この時の所属している環境によってその人は「社会的アイデンティティ」を感じるようになり、仕事や環境に対してプライドを示すようになります。

そしてその社会で、社会的アイデンティティから評価を常に求めて生きています。だれでも怒られるより褒められたいですよね。または特別感を感じたいものです。だからこそ入院患者さんにもそんな個人的アイデンティティや社会的アイデンティティを感じるような服装をしてほしいのです。

そこでユニリハの日本伝統文化研究会が推奨したいのが「作務衣」です。

そして、日常生活で着るのであれば「作務衣」は通気性も良く、冷気は遮断し、通気性もいいので夏は涼しく切ることができます。

皆さんもこれからの季節。作務衣でおしゃれに過ごしてみませんか

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