2025年6月2日 開始:19:00 | 終了:22:00 | 開場:18:40
【上肢体幹編】手の握り込み拘縮(グーの手)を 簡単に開く介護技術
概要
慢性期医療の臨床において,長期の手指の握り込みは,拘縮,衛生面,異臭,手指周囲の褥瘡などの問題となり,処置のための他動伸展は骨折などのリスクや介助量も高い.
この対応として,リスク低減の介入方法を思案した結果,硬い球体による手掌面(中手骨中心アーチと縦アーチの交点)への持続的圧刺激で,MP関節に自動伸展が起こるシングルケースが観察された.自動伸展までに費やす持続的圧刺激は約1分程で,Modified Ashworth Scale:MAS(以下,MAS)の筋緊張評価で3から2への評価点変化と,その後3分間までの継続で,指間が広がり清拭などのケアを行うことが可能となった.
以上のシングルケースの結果から検証の必要性を感じ,母指指圧との比較を行った.
手指の握り込み症例数を40名にし,母指指圧とビー玉指圧(ビー玉を用いた指圧程度の圧刺激)へ無作為に20名に分け,2群間での比較を行った.
検定による分析の結果,あるまとまった知見となったため、その一部を報告したい.
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