今日は招き猫の日ということで、主役を大切にケアする方法をまとめてみました。
猫の健康ガイド
愛猫の病気と症状への対処法
⚠️ このサイトの情報は参考用です。症状が見られた場合は必ず獣医師にご相談ください
食欲不振
症状と気づきやすいポイント
- いつものフードに興味を示さない
- 食べる量が明らかに減った(半分以下)
- 食べ物の匂いを嗅ぐだけで離れてしまう
- 好物にも反応しない
- 元気がなく、隠れることが多い
考えられる原因・病気
- 消化器系の病気(胃腸炎、便秘)
- 歯や口の病気(歯周病、口内炎)
- 腎臓病、肝臓病
- 感染症(風邪、ウイルス感染)
- ストレス(環境変化、新しいペット)
- フードの品質劣化
家庭でできる応急処置
- フードを温めて匂いを強くする
- 好物のトッピングを少し加える
- 静かな場所で食事を提供する
- 水分摂取を促す(ウェットフード等)
病院受診のタイミング
- 24時間以上何も食べない
- 水も飲まない
- 2-3日食欲が戻らない
- 体重が明らかに減少している
予防方法
- 定期的な健康診断(年1-2回)
- 新鮮なフードと水の提供
- ストレスの少ない環境づくり
- 歯磨きや口腔ケア
- 適切な運動と遊び

嘔吐
症状と気づきやすいポイント
- 食後すぐに未消化のフードを吐く
- 透明や黄色い液体を吐く
- 毛玉を吐く(正常な場合もあり)
- 吐く前にえずく動作をする
- 吐いた後にぐったりしている
考えられる原因・病気
- 毛玉症(長毛種に多い)
- 急激な食事(早食い)
- 消化器系の病気
- 異物誤飲
- アレルギー反応
- 腎臓病、甲状腺機能亢進症
家庭でできる応急処置
- 12-24時間絶食(水は与える)
- 少量ずつ消化の良いフードを与える
- ブラッシングで毛玉予防
- 食事回数を増やし、1回量を減らす
病院受診のタイミング
- 血液が混じった嘔吐
- 24時間に3回以上の嘔吐
- 嘔吐と下痢が同時に起こる
- 2日以上続く嘔吐
予防方法
- 定期的なブラッシング
- 適切な食事管理(早食い防止)
- 毛玉対応フードの使用
- 異物を置かない環境づくり

下痢
症状と気づきやすいポイント
- 水様便や軟便
- 排便回数の増加
- 便に血液や粘液が混じる
- 便の色が異常(緑、黒、白など)
- トイレ以外での排便
考えられる原因・病気
- 食事の変更やアレルギー
- 細菌・ウイルス感染
- 寄生虫感染
- ストレス
- 炎症性腸疾患
- 薬の副作用
家庭でできる応急処置
- 12-24時間絶食(軽度の場合)
- 十分な水分補給
- 消化の良い食事を少量ずつ
- 静かな環境で休ませる
病院受診のタイミング
- 血便
- 脱水症状(歯茎の乾燥等)
- 発熱を伴う下痢
- 2-3日続く下痢
予防方法
- 定期的な駆虫
- 食事の急激な変更を避ける
- 新鮮な水の提供
- ストレス軽減
- 清潔なトイレ環境

呼吸異常
症状と気づきやすいポイント
- 開口呼吸(口を開けて息をする)
- 呼吸が早い、荒い
- 咳やくしゃみを繰り返す
- 呼吸音がいつもと違う
- 舌や歯茎の色が紫っぽい
考えられる原因・病気
- 上部気道感染症(猫風邪)
- 喘息
- 心臓病
- 肺水腫
- 異物による気道閉塞
- 熱中症
家庭でできる応急処置
- 涼しく静かな場所に移動
- ストレスを与えないようにする
- 加湿器で湿度を上げる
- 呼吸を楽にする姿勢を保つ
病院受診のタイミング
- 開口呼吸
- 舌や歯茎が青紫色
- 呼吸が非常に速い・浅い
- 2-3日続く咳
予防方法
- 定期的なワクチン接種
- 適切な室温・湿度管理
- タバコの煙を避ける
- 定期的な健康診断
- 体重管理
年齢別によくある病気
猫の年齢によってかかりやすい病気が異なります。愛猫の年齢に応じた健康管理を心がけましょう。
子猫期(0-1歳)
上部気道感染症(猫風邪)
くしゃみ、鼻水、目やにが特徴。免疫力が低い子猫期に多発。
消化器疾患
下痢、嘔吐が多い。食事管理や寄生虫が原因となることも。
寄生虫感染
回虫、コクシジウムなど。定期的な検便と駆虫が重要。
先天性疾患
心疾患、関節異常など。早期発見と適切な管理が必要。
成猫期(1-7歳)
下部尿路疾患(FLUTD)
頻尿、血尿、排尿困難。ストレスや食事が関連することも。
歯周病
3歳以上の80%が罹患。口臭、歯石、歯茎の腫れが症状。
肥満関連疾患
糖尿病、関節疾患のリスク増加。適切な体重管理が重要。
皮膚疾患
アレルギー、皮膚炎、外部寄生虫など。環境や食事が要因。
シニア猫期(7歳以上)
慢性腎臓病
多飲多尿、食欲不振が初期症状。定期的な血液検査が重要。
甲状腺機能亢進症
食欲増加なのに体重減少、活動性亢進が特徴。
糖尿病
多飲多尿、体重減少。肥満猫で発症リスクが高い。
関節疾患
変形性関節症が多い。動作が鈍くなる、ジャンプを嫌がる。
認知症
夜鳴き、徘徊、トイレの失敗などが症状として現れる。
猫種別にかかりやすい病気
純血種の猫は、その品種特有の遺伝的な疾患にかかりやすい傾向があります。
スコティッシュフォールド
骨軟骨異形成症
関節の変形や痛み。折れ耳を作る遺