【冬の健康予報:Vol.2】命を守る温度差対策!「ヒートショック」を防ぐ3つの習慣
皆さん、こんにちは。
「四季の健康予報」本編の第2回をお届けします。
寒い外から帰ってきて、熱いお風呂に「極楽、極楽…」と肩まで浸かる瞬間。冬の醍醐味ですよね。
しかし、その何気ない日常のシーンに、実は**「ヒートショック」**という恐ろしいリスクが潜んでいることをご存知でしょうか?
ヒートショックによる入浴中の事故死者数は、交通事故死者数よりも多いというデータもあります。「自分は若いから大丈夫」「血圧に問題はないから」と過信せず、正しい知識で冬の「安全」を確保しましょう。
🛁 ヒートショックの正体とは?
ヒートショックとは、激しい「温度差」によって血圧が乱高下し、心臓や脳に大きな負担がかかる現象です。
- 暖かい居間から寒い脱衣所へ:血管がギュッと縮まり、血圧が急上昇!
- 熱いお湯に浸かる:血管がパッと広がり、今度は血圧が急降下!
このジェットコースターのような血圧の変化が、心筋梗塞や脳卒中、あるいは浴室での転倒や溺水を引き起こす原因となります。
💡 ヒートショックを防ぐ3つの新習慣
① 「温度のバリアフリー」を意識する
リビングと脱衣所、浴室の温度差をなくすことが最大の防御です。
- 新常識:脱衣所は「最も危険な場所」の一つ。小さなセラミックヒーターを置いたり、入浴の10分前に浴室のドアを開けて、リビングの温かい空気を取り込んでおきましょう。
- アクション:お風呂を沸かすとき、最後の方は「シャワー」を使って高い位置から給湯するのもおすすめ。浴室全体が湯気で温まり、温度差が和らぎます。
② 入浴の「41度の壁」を守る
お風呂の温度設定、ついつい熱くしていませんか?
- 新常識:ヒートショックのリスクを劇的に下げる境界線は**「41度」**です。42度を超えると心臓への負担が急激に増し、血圧の変動も激しくなります。
- アクション:設定温度を40〜41度に。最初は少し物足りないと感じるかもしれませんが、ゆっくり長めに浸かることで、体の芯からじっくり温まることができます。
③ 「かけ湯」と「立ち上がり」に要注意
お湯に入る時と出る時、この二つの瞬間が最も血圧が動きます。
- 新常識:いきなり湯船に入るのは厳禁。まずは手足の先から順に「かけ湯」をして、体に「今から温かいところへ行くよ」と合図を送ってあげましょう。
- アクション:上がる時も要注意。急に立ち上がると「起立性低血圧」を起こし、フラついて転倒する危険があります。湯船から出る時は、ゆっくり時間をかけて立ち上がりましょう。
🍷 入浴前後の「NGアクション」
意外とやってしまいがちな、これだけは避けてほしい習慣です。
- 飲酒直後の入浴:アルコールは血圧を下げる働きがあるため、入浴による血圧低下と重なり、意識を失うリスクが高まります。
- 食後すぐの入浴:消化のために血液が胃腸に集中しているため、心臓に負担がかかりやすくなります。食後1時間ほど空けるのが理想です。
エピローグ:家族への「声かけ」も立派な予防策
ヒートショック対策で最も大切なことの一つは、実は**「家族間のコミュニケーション」**です。
特にご高齢の方がいらっしゃるご家庭では、「今からお風呂に入るよ」「大丈夫?」といった声かけを習慣にするだけで、もしもの時の発見が早まり、最悪の事態を防ぐことができます。
「お風呂を少し温めておいたよ」
「お湯の温度、41度にしたからね」
そんな、相手を思いやる一言が、冬の家を一番安全な場所にしてくれます。
次回は、冬のもう一つの悩み、かゆみやひび割れを撃退する**「冬の乾燥肌・徹底ケア法」**についてお届けします。
今夜のお風呂は、いつもより少しだけぬるめの設定で、心からリラックスしてくださいね。
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