結論から言うと――
人の身体と心は、常に「安定して持続できる状態」へ回帰しようとする性質をもっている

これは比喩ではなく、自然科学の事実です。
① 生体は“乱れっぱなし”では生きられない
生物は本質的に、
-
エネルギーを使いすぎない
-
破綻しない
-
長く続けられる
状態を選び続けます。
これを生理学では
ホメオスタシス(恒常性)
と呼びます。
体温
血圧
血糖
筋緊張
自律神経
どれも「一定の範囲」に戻そうとする力が常に働いています。
つまり、
👉 整う方向へ引き戻す力は、最初から身体に組み込まれている
② 「整う」とは、正しいではなく“無理がない”
ここがとても重要です。
身体が戻ろうとするのは、
❌ 医学的に正しい姿勢
❌ 教科書的なアライメント
ではありません。
✔ エネルギー消費が少ない
✔ 安定している
✔ 感覚入力が矛盾しない
状態です。
だから片麻痺では一度「過緊張」という仮の整いに向かい、
環境が変わると、より楽で柔らかい整いにも向かえる。
人は「良い方」ではなく
**「持続できる方」**へ戻るのです。
③ 脳は“整っている状態”を感覚で判断する
脳は数値を見ていません。
判断材料はこれだけです。
-
触覚はどうか
-
支持面は安定しているか
-
重力方向と矛盾していないか
-
呼吸は詰まっていないか
これらが一致すると、脳はこう判断します。
「ここは安全だ」
「力を抜いても大丈夫だ」
この瞬間に、
-
過剰な筋緊張が下がる
-
自律神経が副交感寄りになる
-
微細な運動調整が戻る
整うとは、脳が安心することでもあります。

④ 自然界は、常に“整う方向”へ流れている
ここで、心と自然がつながります 🌏
水は、
一番抵抗の少ない経路へ流れる。
雲は、
圧力差が均衡する場所で形を変える。
植物は、
光と水のバランスが取れる方向へ伸びる。
人の身体も同じです。
👉 無理が続く方向には進まない
👉 破綻する状態は長続きしない
👉 必ず「落ち着く場所」を探す
これが自然法則です。
⑤ だから人は、整えられると“戻っていく”
ユニリハ的に言うなら、
整えるとは
「正す」ことではなく
「自然界の条件をそろえる」こと。
-
支持面
-
姿勢
-
重力
-
呼吸
-
感覚入力
これらが揃うと、
🌱 人は勝手に戻り始める
頑張らせなくても
指示しなくても
説得しなくても
身体は
「ああ、ここが本来の場所だ」
と理解します。

まとめ|一本の線になる瞬間
だから、あの言葉はこういう意味です。
なぜ人は“整った状態”に戻ろうとするのか
それは、
心も身体も自然界も、
“無理なく続く状態”を選び続ける同じ法則の上にあるから
リハビリは技術であり、
同時に自然の読み解きでもあります。
ここまで来ると確かに、
心と自然と身体が、一本の線になりますね 🌏✨
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