※本記事で取り上げている映像は2025年12月29日放送のABEMA番組のものですが、
「大食いの後遺症」「体の異変」という内容が、本日あらためてニュースとして注目されていることを受け、
ユニリハ視点での解説を行っています。
「大食いの後遺症」──原因不明の体の異変とは何なのか?
ABEMAで報じられた小林尊さんの「大食いの後遺症」「原因不明の体の異変」。
このニュースに、不安や疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。
この話題は、単なるゴシップや特殊な体質の問題ではありません。
人間の身体の仕組みを知れば、見えてくるものがあります。
日本ユニバーサルリハビリテーション協会(ユニリハ)は、このニュースを“身体機能”の視点から解説します。
大食いは「内臓への長期・過剰トレーニング」
一般的に「鍛える」というと筋肉を思い浮かべますが、
内臓は筋肉のように回復する設計ではありません。
大食いでは、
- 胃腸の過剰拡張
- 消化・吸収の連続稼働
- 自律神経の常時フル稼働
といった状態が、長期間にわたり続きます。
これは身体にとって「休みのない負荷」です。
起こり得る「体の異変」は珍しいものではない
① 自律神経のバランス崩壊
食事量・水分量の急激な変動は、自律神経を強く刺激します。
その結果、
- 倦怠感
- 睡眠障害
- 体温調節異常
といった検査では見えにくい不調が起こることがあります。
② 胃腸機能の「構造ではなく機能」の異常
レントゲンや内視鏡で異常がなくても、
- 胃の動きが鈍い
- 満腹・空腹の感覚が狂う
といった機能障害は十分に起こり得ます。
③ 水分代謝・ホルモン系への影響
短時間で大量の水を摂取する行為は、
- 電解質バランス
- 腎臓
- ホルモン調整機構
に大きな負担をかけます。
なぜ「原因不明」と言われてしまうのか
医療現場では、
- 画像検査に異常なし
- 血液データも基準内
この場合、診断名がつかず「原因不明」とされがちです。
しかしリハビリテーション分野では、
「壊れていないが、うまく働いていない身体」
という状態は、決して珍しくありません。
ユニリハからのメッセージ
大食いによる体の異変は、
突然起きた不幸ではなく、
身体が長年出し続けていた警告の“最終形”
である可能性があります。
これは本人の努力や根性の問題ではありません。
身体の適応能力を、限界まで使い切ってしまった結果として、誰にでも起こり得ることです。
身体は、必ずサインを出している
身体は黙って耐え続けます。
しかし限界を超えたとき、
「原因不明」という形でサインを表に出します。
ユニリハは、
病名がつかない不調にこそ、
科学とリハビリテーションの視点を向け続けます。


