今週の多かった質問コーナー

 

はい。皆さんこんにちは。

講師の青木です。

最近寒かったり、暖かだったり、体調の調節大変ですね。

でも、もうすぐ冬休み!ラストスパートで元気に乗り切りましょう。

そういえば、かたりて博士。ブログよろしくお願いしまーす。

期待してますよ!!

さて今日は、今週良くいただいた質問をまとめてみました。

関節拘縮や過緊張への対応に悩まれている方は、是非ご一読ください。

それでは、どうぞ~。。。

●● ご質問1 ●●●

施設にある低反発のマットレスを利用して(たった1枚で、また、薄くてあまり質の良い物ではないですが)

なんとか近い状況は作れないものか、と非常に拘縮の強くある利用者様にトライしてみました。

関節の動きこそ出ませんでしたが、環境を作る条件としてはまだまだ足りないにもかかわらず、これまでに見た事もないくらい、筋の硬さがとれたことに感動し、ぜひ、環境を整えていきたいとおもっています。

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「ご質問ありがとうございます。以下をご参照ください」

おそらく、1枚で筋硬度が低下したという事は、比較的体重が軽い方であったか、そうでなければ、身体に触れている支持基底面がひろくなり、感覚入力が広範囲に入ることで減弱した可能性があります。

このため、対象の方の拘縮の入り方は脳血管疾患の脳の中枢から遠位に向かって脳機能が委縮した方とお見受けいたしました。

このような方の場合は、夜間就寝中は筋緊張が減弱して関節可動域の範囲が広く、朝方になり朝日が目に反応したタイミングや、ヒトの足音やおむつ交換時に触れられることへの反応で緊張を高めている可能性があります。

 

夜間に筋緊張が緩み、日中高めているよぅな方であれば、1枚の低反発を連続して皮膚に触れるようにし感覚入力を入れていくことで、筋緊張が低下していくと思います。

 

私の研究を基礎研究として応用研究をされている方の論文がありますのでご参照ください。(添付ファイルも参照ください)

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/31/4/31_495/_article/-char/ja

 

  • ●● ご質問2 ●●●

もし可能であれば、どのような素材を使って行ったらよいのか、どこでも購入出来るものなのか、などの助言を頂けないかと思っております。

  • ●●●●●●●●●●●

「ご質問ありがとうございます。以下をご参照ください」

どこの会社のこの商品といった限定的なことは立場的に言えないのですが、Amazonや楽天で販売している5000円~6000円ぐらいの物から試してみるのはいかがでしょうか。

このとき、保証期間を確認してください。この金額レベルですと1年間がほとんどで、長くても2年くらいです。この期間を過ぎますと、低反発の沈み込み特性が低下してきますので、ただの布団の状態となります。身体圧をすべて受容することに本研究結果の考察でありますので、環境が劣化するとリハビリ効果も減少することが考えられます。このためリハビリとしての使用はこの保証機関にとどめておくことをお薦めします。

 

また、なぜエアマットでは過緊張が減弱しないのにRED環境では変化が起こるのかという疑問も湧きますが、これはマットレス表面の素材の硬さによるもです。

エアマットに触れていただくと、ビニールシートに触れているような感覚になるかと思います。しかし低反発はどうでしょうか、ずっと触っていたくなるような感覚になりませんか。このような安楽な感覚を皮膚の受容器はちゃんと理解していて、その快適性をそのまま脳に送っています。

だから、ビニールシートに寝かされているような感覚のエアマットより、低反発マットレスの方が減弱しやすいという考察ができます。

 

これを証明する実験として、除脳拘縮させたカエルに湿布試薬がついた1㎝四方の破片を背中に付けると、後ろ足で外そうとする反応がでます。このように、脳が不快と思うことはずっと低次の脳階層で判断しているという事です。だからこそ、触れている素材には柔らかくヒトの肌に近い素材を選択する方が良いかと思います。

 

 

 

以下は参考としてご利用ください。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2013/0/2013_0669/_article/-char/ja/

第49回日本理学療法学術大会 抄録集

内部障害に対する微小重力環境のポジショニングが呼吸困難感とバイタルサインに与えた影響

 

http://ptotst-channel.com/journals/page/85

微小重力ポジショニングシステムR.E.D.による訓練効果の検証

 

 

【特許申請】微小重力相対性理論、R.E.D.環境についての特許

 

■出願番号  特許出願2012-142446

 

■特許公開  2013-252409

 

■出願人  青木 將剛

 

■発明の名称  微小重力環境によるリハビリテーション療法

 

今回は以上です。

皆様たくさんのご質問をお待ちしています。

また、一度セミナーに参加されて、「あれ、どうやったっけ」とか「もう一度聞きたい」「シングルケースを評価してほしい」などありましたらお気軽にお問い合わせください。

あと、個人情報の許される範囲で画像や動画でもディスカッションできます。

お待ちしてまーす!!

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