窒息原因の1位はお餅ではなく、おかゆです!!
◆-◆-◆-◆-◆-◆ プロローグ -◆-◆-◆-◆-◆-◆
(くつおと・・・)「こつ。。。こつ。。。こつ。。。」&「か。か。か。か。」
あかね「かたりて博士、今年も1年間ありがとうございました。」
「こちらこそ。いろいろ手伝ってくれてありがとう」博士
あかね「明日は、年も明けてお正月ですね。あんまり食べすぎは禁物ですよ」
「そうだね~、去年は餅を詰まらせて大変な思いをしたからなあ~。もう年だね」博士
博士「そうだ、今年の最後に、その時調べた研究を語って終わりにしよう!!きっと役立つと思うんだ!!」
あかね「はい!よろしくお願いします。」
・・・・・さてさて、みなさんは、冬にやお正月の食事で何が一番好きですか。
★冬の定番として、雑炊や鍋の締めとして、おじや、おかゆ
★おせち料理
★お雑煮
★おしるこ
いろいろ楽しみですね~。
このなかで、今日のテーマの一番誤嚥につながりやすいのは何でしょう。
・・・そうそう、だれもが「おもち」を連想しますよね。でも図を見てください。
意外や意外、実は誤嚥、誤飲の第1位はおかゆ類なんですね。
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誤飲、誤嚥、むせ込み事例では、施設内で意識消失し、後方病院へ搬送された後、不幸にも死亡と転記されるケースがあった。特に誤飲、誤嚥、むせ込み事例では、施設内で医療スタッフが回避措置(タッピング、ハイムリック法・吸引など)を実施するも、回避が困難なケースが多くみられた。
●●● もしもの時の応急手当
1.のどに物が詰まったときは
チョークサイン 窒息を起こし、呼吸ができなくなったことをほかの人に知らせる世界共通のサイン
2.呼びかけに反応がある場合
咳をすることが可能であれば、できる限り席をさせます。咳も出来ずに窒息しているときは背部殴打法を行いましょう。
背部殴打法の手順
①胸もしくは市顎を支えて突き出し、顎をそらせます。 傷病者倒れている場合は、傷病者を手前に引き起こして横向きに寝かせ、自分の足で傷病者を支えます。片手で傷病者の顔をお支えます。
②もう片方の掌の付け根で、傷病者の肩甲骨と肩甲骨の間を強く4~5回、迅速にたたきます。
③回数に捕らわれず、異物が取れるか、反応がなくなるまで続けます。
④呼びかけに反応がない場合は、直ちに心肺蘇生をする。
●●● 窒息・誤飲による事故の事例
1.お雑煮を食べていたら・・・
雑煮を食べていた際、突然苦しみだし、顔が真っ青にあんり倒れ、呼びかけに反応がなかった(60代重篤)
2.飲食店での食事中に・・・
飲食店で食事中にステーキを詰まらせ突然苦しみ狩り、倒れ込んだ (70代 重症)
3.薬を飲もうとして・・・
薬を服用する際、誤って薬と一緒に薬包を飲んでしまった(70代 軽症)
●●● 事故防止の心得
小さく切ってよく噛んでから飲み込みましょう
飲み物などを飲みながら食事をしましょう
万が一に備え、応急手当の方法をよく理解しておきましょう。
■★●―■★●―■★●―■★● エピローグ ●―■★●―■★●―■★●―
あかね「えー、いがいにおかゆ類で危ないんですね!!知らなかったです。」
「そうだね、だから油断しないで家族にもよく話して聞かせた方がいいよ」博士
あかね「わたし。。。家族いないんですけど・・・はかせひどい・・・」
「ごめん。あかねくん!!ごめーーーーん」博士
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