座位の姿勢保持からではなく、臥位姿勢から筋緊張をコントロールして座位へシフトする技術

みなさんは、シーティングやフィッティングを行なっていて、どうしても座ることが難しい症例や利用者と出会った事はないでしょうか。(関節拘縮が重度、傾きが強い、プッシャー現象、高次脳機能障害等の障害)

そんな時、適切な訓練やケアの後に代償手段として、リクライニング車椅子やチルト車椅子を処方したリ、座位保持装置等の環境調整を検討するでしょう。

この考えを払拭してください。
ポジショニングから身体の筋緊張のコントロール(リラクゼーションを含む)や身体輪郭や身体の軸意識等の感覚入力、関節可動域の改善を行なってから座位というシーティングに移行する訓練方法があります。

これが「ポジショニング To シーティング」アプローチです。

身体にかかる圧が骨をつくり、循環が発生し、呼吸を行います。脚の安定から体幹の運動や手の作業を行います。重力があるからこそ生活できているのですが、障害を呈した方はこの状況が大きな負担となります。今までの重力の使い方が全く通用しなくなるからです。真っすぐに座る、立ち上がる、歩く等の運動はとても難しく、生活をしていくためには再び身体の動かし方を学び直さなくてはなりません。

そのために臥位から筋緊張制御を行い、姿勢全体を変えていき座位に結びつけていくのです。実技体感編では、身体質量と重力が拮抗する微小反作用の環境を体感していただきます。自分自身の筋緊張、呼吸数や心拍数がどのように変化するのかを体感し、その後の座位姿勢と立位姿勢の変化も感じ取ってください。

その体感のすべてを臨床でのアプローチに応用しましょう。

<今後のセミナー予定>

お申し込みはメデュケーションからお願いいたします。(※実技編は理論編の受講後にお願いします)

*「セラピスト向け」と「介護職向け」に分けて行います。

1月14日(日)10:00~13:00 オンライン理論編/14:00~17:00 オンライン実技編(セラピスト向け)

2月4日(日)10:00~13:00 オンライン理論編(介護職向け)

2月25日(日)10:00~13:00 オンライン理論編/14:00~17:00 オンライン実技編(セラピスト向け)

3月17日(日)10:00~13:00 オンライン理論編/14:00~17:00 オンライン実技編(セラピスト向け)

3月17日(日)10:00~13:00 オンライン理論編/14:00~17:00 オンライン実技編(介護職向け)

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