結論から言うと、
映画のように人間が自分の意思でガスになって壁をすり抜けることは、現在の物理学・生物学では不可能だと考えられているよ。
『ガス人間』は1960年のSF映画『ガス人間第一号』を原作とした作品で、現在はNetflixでリブート版が配信されている。
でも、「ガス人間」という発想の一部には、現実の科学とつながる部分もある。
- 人体の約60%は水分で、分子レベルでは常に動いている。
- 私たちが吐く息には酸素や二酸化炭素、水蒸気などの「ガス」が含まれている。
- 人体そのものも、原子同士の間には広い空間がある。しかし、その空間を電磁気力が支えているため、壁をすり抜けることはできない。
つまり、
「人間は原子でできているから、理論上はスカスカじゃないの?」
という疑問を持つ人もいるけれど、原子同士を結びつける力が非常に強いため、実際には固体として存在しているんだ。
将来は可能になる?
今のところはかなり難しい。
もし本当に「ガス人間」を作ろうとすると、
- 全身を原子レベルまで分解する
- その原子の位置や量子状態を完全に記録する
- 別の場所で一つ残らず再構成する
という、SFでも最高難度の技術が必要になる。
ユニリハ的な視点だと…
実は「ガス人間」という設定は、身体の存在とは何かを考える題材として面白い。
リハビリでは、
- 身体があるから姿勢がある
- 姿勢があるから重力を感じる
- 重力を感じるから運動が成立する
という「身体と環境の関係」を扱う。
もし身体がガスになったら、
- 重力を感じられない
- 支持基底面がなくなる
- 関節も筋肉も働かない
つまり、リハビリそのものが成立しない世界になる。
だから『ガス人間』は単なるSFではなく、「身体とは何か」「人間らしさとは何か」を考えさせる作品として見ると、また違った面白さがあるね。
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